浪人後文転して1年で京大合格した数学勉強法

こんにちは。突然ですが、数学の勉強はうまくいっていますか?基本的にこのページに来てこの1文目をみている人は、何かしら数学に対して悩みを持っている人なのではないかと思います。

「これから受験勉強始めようと思っているけど、なんの参考書をどのように使えば良いのかわからない」「浪人する事になってしまったが、数学の勉強法を変えてみたい」など、数学に悩む高校生、浪人生の希望の光になることを心から祈っています。

自己紹介

まずは自己紹介。中学校までは普通の公立の学校で過ごし、高校は愛知の公立トップ校へ進学。中学時代は勉強できる方だった。

高校では部活や学校行事に熱中する傍ら真面目に勉強するものの、落ちこぼれて、偏差値は40代。東京大学理科Ⅱ類を目指していたが、共通テスト本番で実力とのギャップを思い知り止むを得ず志望校変更。

二次試験までに間に合いそうになかった理科を捨てて京都大学理系経済学部という、英国数で受験できるところを志望し、二次試験までの1ヶ月を全て数学に費やすも、本番は全く歯が立たず、132点差で不合格

浪人後、文転し数学の負担が軽くなったと油断していたが、塾のテキストの基礎編があまり解けない事実を知り、このままではダメだと勉強の方針を変更することを決意。

しかしすぐには結果が出ず、苦しい日々を過ごしたが、共通テストの終わったタイミングでようやく花が開き、過去問の点数がぐんぐん伸び始め、本番でも7割越えの点数で京都大学法学部に合格した

全く伸びなかった数学が急に伸びた心構え

まずは自分が高1〜3までどのような勉強をしていたか。高1から、先取りが大事だと思っていた自分は、青チャートを解き進めた。高2になるまでに数3までの青チャートを終わらせたあとは、大学への数学の1対1対応に取り組み、2、3周したため高3までかかった。そのあとは優しい理系数学に取り組んだが、全然解けず挫折。東大数学で1点でも多く取る方法に手をつけたが、結局成績は上がらず。

やっていた参考書とやっていた時期だけ見れば、おそらく正しいルートを辿っているし、成績は上がるべきだった。結論から言うと、数学が伸びなかった原因は「基礎力の欠如」であった。読者の皆さんも、「基礎が大事」と言う言葉は1度は聞いたことがあると思う。ただ、その言葉を真摯に受け止め、勉強に生かさないと絶対に成績は伸びないと断言する

青チャートの取り組み方が1番大事

青チャートなどの網羅系参考書は、数学の基礎をつける上で1番大事な過程である。網羅系参考書に取り組む上での大切な心構えは「数字を変えられたら解けるかを自問自答する」ことである。

網羅系参考書に取り組む目的は、「入試問題を解く上で必要になる、基本的な操作を身につけること」である。数学における辞書であると思ってもらって良いと思う。簡単に言うと、「〇〇と言う言葉が出てきたら、□□と言う操作をする」ということだ。

その意識を常に忘れないようにすることが大事。やっぱりああいう参考書って長いから、つい「こなすこと、終わらせること」に意識がいってしまいがちなのだが、こうなると本当に意味のない演習になってしまうので注意してほしい

予備校の先生に言われて起こった革命

浪人期に入っていた塾は、河合塾である。河合塾では、前期と後期でテキストが分かれており、前期は「基礎シリーズ」後期は「完成シリーズ」と言う形で構成されている。

数学の先生が言った一言に衝撃を受けた。「基礎シリーズのテキストは最低でも5周しましょう。今まで5周してこなかった人はことごとく落ちていきました。」

もちろん、少しは誇張してあるかもしれない。だが、数学の基礎に対して不安に思っていた僕は5周してみる事にした。この方針にした結果、直前期の劇的な伸びが得られたのだと思う。

河合塾のテキストが良いものだったとは思うが、青チャートでも同じようなものなので、テキストの良し悪しというよりも、やはり「どう取り組むか」という部分が大切なのである。

おすすめ参考書

2年間の受験生期間の中で、取り組んだ参考書は人よりも多いと思う。そんな自分だからこそ人におすすめできる参考書を紹介する。とは言っても、結局王道のルートが1番なので、やっぱりそうなんだな程度に思っていただければそれでいい。

☆網羅系参考書
特別な理由がない限りは「青チャート」で決まり。黙ってこれを完璧にしておけば受験数学で苦労することは格段に少なくなるだろう。

☆応用参考書
青チャートが完璧になったら、そこで身につけた数学における「操作」をどのようにして使うのかを学ぶ、応用の参考書に取り組むことをお勧めする。圧倒的にお勧めなのは、「文系数学のプラチカ」である。理系は「文系数学のプラチカ1A2BC」の後に「理系数学のプラチカ3」をやると良いと思う。問題の質が高く、頻出テーマを満遍なく抑えてあるので、学習効果が高い。こちらも完璧になるまで3〜5周取り組んでほしい。完璧になった後に過去問に入れば、そう苦戦することはないだろう。

数学は、たくさんの種類の問題集に取り組む必要はなく、青チャートとプラチカさえ完璧にしておけば過去問は解けるのだ。是非この記事で学んだことを日々の勉強に活かして、志望校に合格していってほしい。

他の教科についても困っている人は、以下のバナーから、無料受験相談をしてみることをおすすめする。最善の勉強の仕方は十人十色なので、とても有効だと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました